今回のテーマ
子どもへの執着
あなたは
「私はわが子に執着なんてしていない」と
言えますか??
私ね、娘の不登校が始まって
しばらく経った頃だったと思うけど
不登校の悩みだけでなく
いろいろな悩みを聴いてくれる会に
参加したことがあります。
そこのカウンセラーさんに
涙ながらに「娘が…」「娘に…」と
心配や不安、自分自身の反省などを訴える私に
隣の40前後独身の男の人が言ったんです
「子どもへの執着がすごい!怖いわ」と。
その時私は
”は?!執着!?
私、子供のことを心配してるんです!
だって、学校に行かなくなっちゃっているんですよ!
40独身男にこの想いが分かってたまるか!”
って思ったのです。

でも、今振り返ると
その男性の言った事は当たっていたようです・・・
執着とは
「一つの事にとらわれて、そこから離れられないこと」
だそうです。
確かに・・・不登校になった娘の事に
とらわれてそこから動けない私は
娘に執着してた・・・みたいです。
くぅ~なんかムカつくけど、あの男性の言った通りだった。
でもね、
”そう言うけど!娘が不登校になる前は
こんなに娘が!娘を!娘のために!…
なんて言ってなかったんです!
不登校になっちゃったからすごく心配になっているだけなんです!”
と、私は何度も自分の娘への執着を
否定しましたが…
不登校になったから、私の娘への執着が
クローズアップされたけど
もともと持っていたんですよね…
娘を自分の思い通りに育てたい
という執着を…
ではでは
子どもへの執着とは・・・?
子どもへの執着を手放すとは・・・?
操縦席をイメージしてください。
(飛行機でも電車でもいいです)
椅子が一つあります。
そこで思春期をむかえたお子さんが
操縦しようとしています。
今、あなたはお子さんの手をはねのけて
なんなら、操縦席からおろして
こうやるんだよ、と操縦かんを奪っています。
これが「執着」
その操縦席と操縦かんを放して
操縦室からも出てください。
お子さんにしっかりと操縦席に座ってもらい
お子さんにしっかりと操縦かんを握らせて
操縦室の外から見ている。
これが「執着を手放す」
親の距離は、そこ↑です。
でもね
急にこれって出来ないんですよ。
怖いし不安だし。
あんまり無理に放してみると反動で
もっと見張ったり、余計な事言っちゃったりするし
(↑私のことなんですけどね)
だからね、
私はまず自分に目を向けることを
おススメしています。
子供に100%向いていた気持ちを
少しずつ少しずつ自分に向けてみる
自分の体調を気遣ってあげて
自分に少しお昼寝させてあげたり
自分においしいスイーツ食べさせてあげたり・・・
何したい?自分に何してあげたい?
それ、叶えてあげてください

そうしていくことで、少しずつ手放せていけますよ!
お母さんになっても自分の人生をなくさないでください。
お子さんの人生でなく
自分の人生を生きてください。
それが、お子さんが自分の人生を歩くことに
つながっていくのです。