「諦め」が肝心だけど、諦めるのはなに?
言葉は悪いかもしれないけれど
不登校対応において、あきらめるって
とても大事なことです。
でもね、「諦める」のは
どうせ私はダメな母親だ、とか
私なんていても仕方ない、など
ママ自身の能力や存在に対してではなくて!
どうせこの子はダメなんだ、とか
この子は何も出来ない子なんだ、とか
お子さんの能力や存在に対してでもなくて!
子どもに対して
自分が勝手に抱く期待の気持ちや
コントロールしようとする気持ちのこと。

「あ、この子は、もう私の思い通りにはならないんだ」
と、気が付くと
ママ自身の言動も変わってきます。
ママの言動が変わってくると
お子さんにも変化がでてきます。
先日もちょうど話題に出たのだけれど
子どもに対して「させる」「させようとする」のは
子どもの「自分でする力」を
押し込めてしまうよねって。

学校に行かないなら
将来のために勉強をさせる
昼夜逆転をさせないように
朝起きさせる(←ちょっと言葉が変ですが)
ゲーム依存にさせないようにゲームの時間を制限させる
など。
もちろん
やってみて上手くいくのなら
やってみたらいいけれど・・・
みなさん、分かると思うけど
大抵、守らない・守れない(T_T)
それで、
ママもイライラする
子どももイライラする
ママは
この子はこんなことも守れない
出来ないんだって思う。
子どもも
自分はそんなことも守れない
出来ないんだって思う。
さらに
ママはやっぱり自分の気持ちを
分かってはくれないんだって思う。

「自分ってダメだな」
「ひとりぼっちだな」
と、常に感じているうちは
自分で何かをしようとか考えられないのです。
なので
学校に戻った時のため
学校に早く戻れるように
体調を崩さないように、と
良かれと思って
「させる」ことが
逆効果になることもあるのです。